先日、新型のV37スカイラインが発表されました。歴代スカイラインの持ち味は「ファミリー&スポーティ」の両面を備えた「こだわり」。しかし新型では「ファミリー」を引っ込め「プレミアム&スポーティ」へ大転換しました。しかもその覚悟の証として新型V37スカイラインは、フロントに「日産」ではなく「インフィニティ」のバッチを掲げ、プレミアム・ハイブリッドカーとしてデビューしたのです!
先代のサイドラインは尻下がりでしたが、新型では段違いに組んだサイドラインがリアデッキを抜けるデザインに変更。特にリアランプに向かって伸びるライン、後輪駆動を強く主張しています。ボディサイズで気になる全幅は1820mmですから、日常街中の取り回しは許容範囲でしょう
運転席では、とても質感の高いインパネが迎えてくれます。メーターは日米で好まれるホワイト系、エアコン操作もパネル式で質感も大きく向上。スポーティとモダンとゴージャスの3要素が凝縮した様なデザインで、現行日産車では最高の出来映えじゃないかしら? リアシートも、大人2人に快適な姿勢と空間を提供。たださすがにトランクは、HVユニットがかさばりそこそこの容量にとどまっています。
HVユニットは日産お得意の1モーター2クラッチ式で、大排気量V6・3.7Lエンジンを組み合わせています。システム最高出力は364psで動力性能重視ながら、モーター単独走行も広域でこなし燃費18.4km/Lを達成。見事に、パワーとエコを両立させています。当然お値段も、約450万円からとプレミアムになりました。